ココナッツオイルというと、健康食品の一つという認識が広まっていると思います。健康やダイエットのために利用している人も多いのではないでしょうか。
でも、最近BBCニュースで見つけた気になる記事がコチラ。
つまり、ココナッツオイルは牛肉と同じくらい不健康だという記事です。
えー、今さらそんなこと言う!? って感じですが。
記事の大意
the American Heart Associationの発表では、ココナッツオイルには飽和脂肪(saturated fat)が大量に含まれており、これが悪玉コレステロール(bad cholesterol)を増やすことにつながるということです。
具体的な数値を上げて説明されており、ココナッツオイルに含まれる飽和脂肪率は、牛肉やバターをはるかに上回っているということです。
ココナッツオイルは、健康食品としての印象があり、その要因は飽和脂肪(sat fat=saturated fat)を含む動物性油脂よりも健康にいいだろうとイメージからきているという…。しかし、the American Heart Associationによると、それを裏付けする研究結果は報告されていないというんですね。
私的にセンセーションなるな内容だと思うんですが
そういうことを今さら言われてもねえ、というのが私の印象ですが、そもそも脂質摂取については、いろいろな議論があり、どの意見が本当に健康的なのかははっきりしないところもあります。
今回のように、一般的に「ココナッツオイルは健康的」だと信じられていたことが、ある人突然「そうでもないらしい」とひっくり返ることは、実際よくあることで、健康食品の神話(myth)や企業のマーケテイングに踊らされない姿勢が大切だと、改めて考えさせられる記事でした。
そもそも、飽和脂肪が本当に健康によくないのか、そのこと自体に反対する人もいるわけです。
最終的には、偏らない食事がローリスクな食生活なのではないかと、結論付けるしかないような気もしますね。
その他、キーとなる単語
to clog the arteries:動脈を詰まらせる
blood vessel:血管
essential fatty acids:必須脂肪酸
wholegrain:全粒
refined carbohydrates:精製された炭水化物
Low-density lipoprotein (LDL) cholesterol:低比重リポたんぱく質(LDL)コレステロール
plaque:プラーク(血管を詰まらせるもの、歯垢という意味も)
blockage:閉塞