Ravi Shankar Rajan氏の書いた英文記事「How To Become More Creative With Your Writing」を読みます。
筆者はインド、ムンバイをベースとして活躍する、ITプログラムマネージャー。スタートアップやリーダーシップなどに関する記事を書かれているようです。
考古学や歴史にも興味があり、俳句もたしなむらしいです(作品を見たわけではないが)。本文章では、執筆作品に創造性を持たせるための方法とアイデアが書かれています。
冒頭部分では、独創性のある文章を書くことは難しいと考える人もいるが、大切なことはルーティーンとして書き続けることだといっています。私もこの意見には大賛成です。
書くことは習慣になればなるほど、より速く、しかも優れた文章が書けるようになる、と書かれています。
彼は自己の経験として、最初は短い文章を書くのに8時間も費やしたと言っています。でも、それが毎日のこととなると、どんどんスピードアップできるんですよね。
My notes become stories, my stories become paragraphs, my thinking wanders over the page, and then I pour content into the computer.
私のノート(メモ書き)はストーリーになり、私のストーリーは段落(paragraphs、単数形paragraph)となる。wanderは動詞で「さまよい歩く、放浪する」こと。そして、コンテンツ(内容)をコンピューターに注ぎ込む(pour into)といっています。
本文では、創造的なライティングのためのコツが提案されています。
Research is the bedrock of nearly all good writing, even poetry. We have to know the world beyond our own known world.
bedrock:岩盤、転じて根本、根幹
私の好きなフレーズです。
良い文章を書くためにはリサーチの手間を惜しまないことが大切だと言ってます。それがたとえ「詩」であっても、リサーチは優れたライティングのための根幹だと。
the world is so much deeper than Google. A search engine can’t hold a candle to all the libraries in the world where the books actually exist, live, breathe, and argue with one another.
リサーチというと、現代人はインターネットで調べ物をするのが多くなりました。でも彼は、確かにGoogleや検索エンジンは優れているけれども、たとえば世界中の図書館にある本すべてに光を当てることはできない、と言います。
そして、その図書館はどんな場所かというと、where以下の内容になります。本が実際に存在し(actually exist)、生きて(live)、息をして(breathe)、そして別の書籍と議論しあっている(argue with one another)。なかなか、生き生きした表現だと思います。
The more you read — especially novels and literary works, but also magazines and newspapers — the more words you’ll be exposed to.
次のセクションでは、語彙力を広げるための工夫が書かれています。上の文は「the more +the more 」の構文が使われています。「○○すればするほど~する」という意味。
ダッシュ「―」に挟まれた部分は挿入部ですので、それを取り払うと文の構成が分かりやすくなるでしょう。読めば読むほど語彙にさらされることになる、という内容をいっています。
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