Nicole Bianchiさんの書いた「A Love Letter to Tea」を英文で読みます。「アフタヌーンティーへ愛をこめて」という邦題は私が勝手につけました。
タイトルはぼんやりしていて、単なるお茶愛好家のつぶやきかな、と思うかもしれません。内容は、お茶を飲むことでクリエイティビティ(創造性、創造力)を高めることができるという話です。
一部の専門用語を除いては、使われている単語はそれほど難しくなく、文章の構成も分かりやすいので、英語初級者にも比較的読みやすいのではないかなと思います。
冒頭部分で筆者の祖父のエピソードが紹介されます。その後に、お茶を愛した有名ライターの格言、そしてお茶が創造性を高めてくれるという科学的根拠について述べられます。
さらに、筆者の具体的なお茶体験とルーティンの説明があり、文章が締めくくられます。
引っかかりそうな語彙をピックアップしておきます。
nosedive :急降下、暴落
pass down :伝える、引き渡す
air-raid :空襲
normalcy :正常
jitter :イライラ
agreeable:快い
dedicated :打ち込んだ、一身をささげた
remark :言う
muse:熟考する
Tea should be taken in solitude…For eating and reading are two pleasures that combine admirably...
solitude:孤独
admirably:見事に
solitudeは孤独という意味の単語です。「solo」には一人のという意味がありますし、一人で遊べるトランプゲームに「ソリティア」という遊びがありますね。
それに関連付けると覚えやすいでしょう。
ここでは、「in solitude」という形で用いられて、お茶を単独で楽しむという解釈になります。ちょっと文学的な響きがあって、いい感じじゃないですか?
Centuries before the British were sipping afternoon tea in their parlors (or in their Anderson shelters like my grandmother), people around the world were drinking tea as a health tonic.
parlor:客間
tonic:元気づけるもの、強壮剤
sipは「すする」という意味の動詞です。この単語は日常会話でもよく使われます。名詞としても使えて、
Can I have a sip of your coffee?
(君のコーヒーをひとすすり飲んでもいいかな?)
といったりします。
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