先日飛行機内で見た映画、 「Passengers」(2016)についての短いレビューです。
ストーリーは単純で分かりやすいです。日本語字幕なしでも、比較的理解しやすい内容となっていると思います。
あらすじ
主人公は、地球から別の惑星への移住飛行船に乗船した男性。
ちょっと具体的な数字は忘れましたが、その惑星に着くまでには百年単位の時間がかかります。そのため、乗船者(Passengers)は、仮死状態で運ばれます。
移住先の惑星に到着する直前まで、目覚めるはずではなかった彼は、何らかの事故により、飛行途中で目覚めてしまいます。
ここからが悲劇の始まり。
移住先の惑星に着くまでには、90年以上かかり、地球に引き返すにも百年以上かかります。
移住計画をアレンジしてくれた会社に緊急メッセージを送るものの、それが地球上に届いてリスポンスが返ってくるまでにも100年以上かかるという、どうしようもない状態。
彼は驚きと悲観の中、なんとか機体での生活を楽しもうとします…。
評価とレビュー
正直言って、この話は、好きではありません。
というのも、ネタバレになりますが、この男性、自分一人で飛行船内で生涯をまっとうする事実に耐えられなくて、他の乗客の中から好みの女性を一人起こしてしまうんです。
なんて、自分勝手な!と憤慨する人もいれば、この男性に同情する人もいると思いますが、私は前者の方でして。
ホントになんて男は自分勝手なのかしら、と思いつつ、もし主人公が女性だったら、誰かを道連れにしようと考えることはないかもしれない、そうすると映画的にはおもしろくないよね、と結論することにしました。
まあ、(特に女性にとっては)ちょっと、男が勝手すぎ!という印象もありますが、英語学習の素材としては、聞き取りやすく理解しやすいので、おすすめできる映画化と思います。