イギリス南部に来ています。ロンドン、ヒースロー空港から高速で約1時間半の距離です。
イギリス家庭の庭は、まるでNHKのテキスト園芸に載っていそうな素晴らしいガーデンばかりです。
そんなガーデンに華やかに咲く花々を、英語名を添えて紹介します。
rhododendron:シャクナゲ
azalea:ツツジ
英語のrhododendronとazaleaの区別は、必ずしも日本語のシャクナゲとツツジの区別に当てはまらないようです。でも、そこを突っ込んで書き始めると、それだけで1本の記事になりそうなので、ここではサラッとすませておきます。
今の時期(5月)シャクナゲもツツジもシーズンで、あちこちの家庭の庭で咲き誇っています。種類も多く、花のサイズも色も多様です。
cherry:サクラ/サクランボ
サクラというと日本ではソメイヨシノが有名ですね。ここでよく見かけるサクラは、どれも八重咲のタイプです。そもそも、八重桜は、通常のサクラよりも開花時期が遅いので、時期的にそうなのかもしれませんが。
日本語で「サクラ」というと、花を指していることが多いので、英語に訳すときは「cherry blossom」とするとしっくりくることが多いでしょう。
英語のcherryは、もちろんサクランボのことも指します。サクランボの実がなる木も、サクラの花を観賞するだけの木も、「cherry tree」といいます。
laburnum:ラバーナム
この花は、私は知らなかったんですが、やたらとよく見かけるのでピックアップしておきます。黄色の花で垂れ下がるように小花をつける低木です。
ちなみに、マメ科らしい。
camellia:ツバキ/サザンカ
日本語では、椿と山茶花は区別することが多いですが、英語では同じように「camellia」で通じるようです。ツバキにもたくさんの種類がありますが、日本人は縁起が悪いといって嫌う人もいますね。イギリス人には人気の花みたいです。
daffodil:水仙
水仙もこの時期たくさん咲いていました。写真は小さめな水仙ですが、大きな花弁のものもあります。
Lily of the valley:すずらん
可憐で清楚な花を咲かせるスズランは、日本では、花嫁ブーケによく使われますね。こちらでも、この時期のウエディングには装飾として使われるそうです。
通常は白い花ですが、この写真は少しピンクがかった色のタイプ。
granny's bonnet:オダマキ
地味な花ですが、意外と人気のガーデニング植物です。草花系で、種類が豊富なので、違った色や形のものを見かけました。
granny's bonnetを直訳すると「おばあちゃんの帽子」という意味になります。なんとなく、女性の帽子をほうふつとさせる形だからだと思うんですが、みなさんにはどう見えるでしょうか?
canola:菜の花
どこで見ても菜の花畑は圧巻ですね。広い原っぱに敷き詰めたような黄色い花が、青空とのコントラストでとても美しいです。
日本語でもキャノーラオイルといいますので(=菜種油)、覚えやすいと思います。
pine tree:松
いきなり、次は樹木になりますが、この辺は海にも近く、海岸沿いで松がよく植えられているところも多いです。
ちなみに、松の実は「pine nut(s)」、松ぼっくりは「pine cone(s)」といいます。
以上、5月初旬のイギリス南部からお届けました。