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ハリケーンや台風の名前も男女平等に、女性名だけじゃないよ

現地時間で昨夜、ハリケーン「ハービー」がアメリカ、テキサス州を中心に猛威を振るったようです。それに関連して、ふと思ったのが、ハリケーンの名前。ハリケーンや台風の名前に女性の名前が多い理由について、調べてみました。

 

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ハリケーンと台風、サイクロン

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日本でなじみの深い、台風。アメリカではハリケーン、そのほかに、サイクロンという呼び方もありますよね。この、台風、ハリケーン、サイクロンは、実はすべて熱帯性低気圧「Tropical Storm」のことを示しており、場所によってその呼称が変化したものです。

 

つまり、日本に近い太平洋北西部で発生したものは「台風」、アメリカに近い大西洋北部・太平洋北東部・太平洋北中部で発生したものは「ハリケーン」、そしてインド洋で発生したものは、「サイクロン」と呼ばれます。

 

ハリケーンの名前について

私、実は今までハリケーンには女性の名前を付けるものだと思っていました。でも、今回のハリケーンは「ハービー」という男性名。

 

ふーん、男性の名前もあるんだ、と思いつつ、ハリケーンの名前の付け方について調べてみるとおもしろいことが。

 

1.ハリケーンの名前も男女平等に

確かに以前はハリケーンの名前には、もっぱら女性名が使用されていたようです。

 

あらかじめ、アルファベットのAから順に「名前リスト」を作成しておき、発生したハリケーンをアルファベット順に名付けていくという仕組みになっています。

 

そもそも、当初は米国海軍や空軍の気象学者に男性が多く、彼らの恋人や奥さんの名前を愛称としてハリケーンにつけたのが始まりともいわれています。そのため、女性名になったんですね。

 

ところが、男女平等という風潮が高まり、1979年以上、男女の名前が交互に使用されるようになりました。

 

geology.com

 

2.日本では番号制

この台風やハリケーンに名前を付けるのは、各国の政府機関(「台風委員会」)ですが、日本のように番号で示す国もあるようです。

 

ただ、番号制から、名前リスト制に移行している国もあるようで、今後は名前リスト制がグローバル水準になりそうですね。

 

アジアにおける台風の名前

アジアにおいては、台風委員会なるものが14か国にわたって存在し、日本もそのうちの1国です。

 

日本の気象庁によると、「北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風には同領域内で用いられている固有の名前(加盟国などが提案した名前)」をつけるようになったそうです。

引用元:台風の番号の付け方と命名の方法

 

そのリストの中には、日本語の名前もあります。

 

ちょうど私が香港にいたとき、台風「ウサギ」という台風があり、「誰が日本の名前を付けたんだ?」と思っていました。香港の公用語である広東語放送では、そのまま「台風USAGI」となっていて、もう一つの公用語、英語では、「typhoon Rabbit」と放送されていました。

 

それにしても、日本の番号制は、正直たいくつで面白みがないと思うのは、私だけでしょうか…?

 

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