先日行われたソースネクスト社の記者発表会で、小さな翻訳デバイス「POKETALK(ポケトーク」の発売発表がありました。
これは、世界50言語以上に対応、61か国で使用できるという通訳ツールです。端末に話しかけるだけで対応言語に通訳し発音してくれるというスグレもの。海外旅行に、国内での外国人対応にと、さまざまなシーンで使えそうです!
ポケトーク(POKETALK)ってどんなアイテム?
ポケトーク(POKETALK)は、手のひらサイズ(約90g)の小さな翻訳専門のデバイスです。インターネットを利用することにより、2言語間の通訳翻訳が瞬時に行えます。
使い方はとてもカンタンで、対応言語を2つ選択し、デバイスに向かって話しかければOK。
ポケトーク(POKETALK)の実践編をビデオで
とにかく、ムチャクチャ便利です。動画を見ると、その使いやすさと便利さが一目瞭然です。
草団子、英語でどう説明する?
「私たち、永遠の17歳です!」ってフランス語で何て言うの?
もしあなたのお寿司屋さんに中国人観光客が来たら…?
ネットがないと使えないの?
ポケトーク(POKETALK)はインターネット接続を必要とします。オフラインでは使用できません。日本国内、海外のWifiに接続できるところで利用可能です。
海外でWifiはない場所で使用するには、専用グローバルSIMカードを購入する必要があります。これは、月額使用料なしで2年間使用することができ、2年以上使用する場合には利用延長手続きを行います。専用グローバルSIMカードは世界61か国で使用できます。
ちなみに、SIMカードといってもスマホに内蔵するようなデータSIMカードでは機能しません。
ポケトーク(POKETALK)対応言語は50言語以上
ポケトーク(POKETALK)は現在50言語以上に対応しています。私たちにとって、身近な英語、中国語(広東語を含む)をはじめ、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、アラビア語から、ペルシャ語やスワヒリ語、ハンガリー語、ズールー語まで。
いろいろな国からのお客様を対応するお店や観光地にとっても、メリットは大きいですよね。
スマホの翻訳アプリと何が違う?
私もこれまで海外旅行に出る時には、スマホの翻訳アプリを使用することもありました。しかし、翻訳アプリの性能はあまり高くない場合が多く、うまく通じなかったり翻訳スピードにイライラしたことはないでしょうか。
ポケトークの翻訳性能や通訳の反応スピードについては、上の動画でも確認できます。また、スマホは写真を撮ったり地図を開いたりと、通訳以外にもいろいろ使いたいですよね。
このポケトークがあれば、スマホの充電を気にしながら翻訳アプリを使うということもなくなるでしょう。
店舗の収益アップにも!
上の動画にありましたが、お寿司屋さんにやってきた中国人との会話シーン。このようなお店にとって、外国人観光客とコミュニケーションできるかどうかは、そのまま商売に直結します。
もちろん、英語のメニューや紹介文、写真の多用など、いろいろな工夫はされていると思いますが、英語以外のネイティブとストレスなく意思疎通するのはなかなか難しいものですよね。
料理やアイテムの紹介がきちんとできなかったばかりに、ビジネスチャンスを逃しているケースって、とても多いと思うんです。この通訳ツールは安くはありませんが、競合店との差別化と売上アップにつなげるための投資としては、決して高くないと思います。